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キャラクターの描き方と人物の基本

人物の描き方

体型

女性と男性の体格は違います。
図のように、男性は肩幅が広く、女性は肩幅が狭く、ウエストが細くなっています。



図は、大体の目安ですので、その人の絵柄などによって多少変わります。上手く描けない場合は、図のようにマネキンのような線でポーズを描き、その上から描くと上手く描けるようになります。難しいポーズでも図のように、最初はラフを描き、後から肉付けをしていく感じに描いていけば、バランスの悪い絵になりにくいです。
「アタリをとる」と言います。
この方法を使って、色々なポーズが描けるように練習しましょう。イキイキとした絵になります。

バランス

体のバランスは図のような感じになります。絵のタイプやや好みによって、足がもっと長かったり、頭が小さかったりなど様々だとは思いますが、その辺は自分のスタイルに合わせて描いて下さい。大体、身長と、両手を広げた長さは同じです。

間接

身体には関節があり、変な方向に曲がったり、関節ではないところで曲がっていたりしていると、とても変な絵になってしまいます。
脚が棒みたいにならないように、くぼみをつけたりするなど、人間らしく描けるように練習してみて下さい。
図のように関節を意識して描いて見てください。不自然ではなくなると思います。

上手くなるコツ。(ポーズ・服のシワ等)

色々なポーズを練習するのに、ファッション雑誌を買い、スケッチしてみるのも良いと思います。ファッションの勉強にもなるし、人間らしいポーズも描けるようになっていきます。
同時に、服のシワなどの練習にもとても良いです。もし同じように描けない、どこかが変!?…と思ったら、見比べて、どこが変なのか、よく見てみましょう。
かなり良い勉強になります。これに慣れたら、今度は実際に動いている人を描いてみて下さい。ファッション雑誌などだと、ポーズを取った写真ですが、実際に人物を描いてみると、とてもイキイキとした絵が描けます。
スケッチブックを買い、ちょっとした時(待ち合わせや散歩途中など)に歩いている人などを描いてみましょう。

よく、シワがうまく描けない…という質問がありますが、これはとにかく、実際に見て、研究するしかないです。漫画家さんでも、それぞれシワの描き方が違うように、あとはセンスの問題です。どのようにしたらどんなシワがつくのか…これがわかれば、後は練習のみです。実際に雑誌などを見て、描いて、研究してみて下さい。

フカンとアオリ

マンガを描く時、いつも真横からのアングルではつまらない構図になってしまいます。
場面によって、いろいろな構図で描いてみましょう。特に見せ場での表現は工夫しましょう。
フカン
アオリ
フカンのような構図でも、
上の図のようにアタリを
取ってから描けば、とても
描きやすくなります。
こちらはアオリです。
フカンよりは難しいかも
しれませんが、アタリをとってから
描くだけでも大分違います。
試してみて下さい。

表情

どんなに上手く描けても、表情がなくては感情は伝わりません。色々な表情が描けるように練習してみて下さい。
また、表情や角度によって別人になってしまう…というメールをよく頂きますが、それは、同じ表情や角度ばかりを描いているからではないでしょうか?やはり漫画は、色々な表情や角度からの絵が必要ですので、同じ絵ばかり描かず、色々描いてみると良いです。顔ばかり描いていると、今度は身体が描けなくなってしまうので、全身を描きましょう。

重心

重心も、漫画を描く上で重要です。
たとえば、図の、左に座っている人、人形みたいじゃないでしょうか?不自然に見えませんか?
それにくらべて、右の人はどうでしょうか。少しイキイキとして見えると思います。この人物は、右手に重心がかかっています。
頬杖をついているシーンを描く時でも、右の絵のように、重心を考えて描くだけで、かなり違って来ます。より自然なポーズが描けるようになるので、色々なポーズを描いて練習してみて下さい。

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